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車検が通らない車はどんな状態の車?対処法や注意点を紹介!

車検に通らない車の状態とは?

ライトの故障

ライトの故障も車検に通らない原因となります!

ヒビが入ってしまって光が漏れていたり、黄ばみから光量不足になることも。

ノーマルであってもHIDの光量不足があったりはよくあります。

特に多いのは、社外の安価なLEDやHIDに自分で変えて光軸が狂っていること。

また、ライト関係では流れるウインカーを追加した場合に、ランプが消えるタイミングに注意が必要です。

車のサイズや形状が基準と異なる

車検に関係しやすい車のサイズには、最低地上高の高さがあります。地面から車体の距離が、9cmという基準です。

最低地上高が9cmよりも低いと車検に通らないため、規定内に収めましょう。また車高を下げるだけでなく、リフトアップや全長や全幅なども基準が定められています。

ノーマルを維持しているなら問題ないですが、カスタムを楽しんでいるなら注意しましょう。

排気ガス等の不具合

マフラーの排気音や排気ガス濃度が問題になることもあります。エンジンの排気音は車検適合品であっても劣化していたり、割れがあったりすると、規定よりも音が大きくなります。

マフラーを交換していたり、エンジンのカスタムをしていなければ問題ないケースが多いですが、経年劣化した車の場合はマフラーの破損がないか確認しておきましょう。

フレームの腐食や穴

多少フレームの表面が錆びているくらいでは車検上はほぼ問題はありませんが、完全に穴が空いている場合は車検は通りません。車検場では検査員がフレームをハンマーでコンコンとたたいて腐食度合いもチェックします。プロの目は誤魔化せないと思って良いでしょう・・・。

ガラスフィルム

窓ガラスのフィルムは、フロントガラスやドライバーと助手席の窓に、透過率70%以下のフィルムを貼っている場合は車検に通りません。

後部座席やバックドアに貼るのは問題ないです!

透過率とフィルムを貼る位置に注意します。

クラクションの不具合

クラクションが鳴らなかったり、音が小さいなら車検に通りません。音の大きさが一定にならない場合や伸びるような音も問題になるため、事前に確認しておきましょう。

普段はクラクションを鳴らすことは少ないので、車検前にはしっかりと確認しましょう。

ハミタイ

ハミタイとは、車のボディよりもタイヤがはみ出している状態のことです。平成29年6月22日に法改正がされてから、保安基準が改正され、最も外側になるのがタイヤなら10mm以内ならはみ出しても車検に通ります。

しかしこれはタイヤのみで、ホイールやホイールキャップの場合は通りません。つまり基本的にボディからタイヤやホイールがはみ出ていると車検に通らないと理解しておくのがおすすめです。

好みのホイールにカスタムしているなら、ハミタイになっていないか再度確認しておきましょう。

チェックランプ

車両に問題があり、チェックランプが付いていると車検に通りません。特に赤の警告灯は重要性が高いものなので、車検に通らないことがあります。

たとえばエアバッグやブレーキ、ABSなどの警告灯は、車検時に点灯してない必要がある項目です。

オイル漏れ

オイル漏れがあると、安全に走行できないため車検に通らない要素となります。パッキン部分からにじむ程度であれば問題ないとされるケースもあります。

しかしオイルが漏れてしまうほどであれば再検査となるでしょう。検査に通ったとしても、オイル漏れは後にひどくなる可能性もあるため、にじみが確認された時点で早めの整備がおすすめです。

タイヤの摩耗

タイヤが摩耗していたり、ひび割れがある状態も車検に通りません。タイヤはスリップサインがあるのでタイヤの溝の深さを判断できます。

スリップサインが出た状態では整備不良となりますし、特に雨の日のグリップが大きく下がる原因となるため、点検しておき必要であれば交換しましょう。

ブレーキ不良

ブレーキに問題があるのも車検に通らない理由です。ブレーキパッドに十分な厚みがないとブレーキの利きが悪くなるため、パッドの残りが少なくなっているなら交換しておきましょう。

また車検でチェックされにくい項目ですが、定期的なブレーキオイルの交換も大切です。

発煙等がない

発炎筒は道路運送車両の保安基準に車載義務がある項目です。発炎筒は有効期限があるので、期限が切れていると性能が低下している可能性もあるため、事前に確認しておきましょう。

近年はLED式の発炎筒も用意されているので、期限切れを気にせずに車載したい場合にはLED式に交換するのもおすすめです。

ヘッドレストの有無

ヘッドレストは交通事故が起きたときに首のダメージを軽減させるパーツです。そのため、安全上の理由からヘッドレストを外してはいけません。

車内の後方を確認しやすいように、ヘッドレストを外してしまうかもしれませんが、運転席と助手席のヘッドレストは外さないようにしましょう。後席は外していたとしても車検に通りますが、後席も装着したままにしておくのをおすすめします。

自動車税や罰則金の未払い

自動車税の未納や交通違反による罰金が未納付の場合は車検に合格しても車検証が交付されないので注意してください!

また、払い忘れによる未納付でも支払うまでは車検証は交付されませんし、未納付による延滞金も発生しますので十分注意してください。

車検に落ちた場合は再検査が必要

当日中の再車検

再検査は、当日中に計3回受けられるので、その日のうちに改善して通るようにします。当日中であれば、さらに2回検査できるということです。

しかし修理内容によっては当日中の改善が難しいこともあるでしょう。その場合は手数料を支払って再検査します。

限定自動車検査証を発行して再検査

再検査は、窓口で発行された日を含む15日有効になる「限定自動車検査証」を発行します。車検期限を過ぎてしまうと、臨時運行許可証が必要になるので注意しましょう。

有効期間内に再検査をして合格すれば、自動車検査証が発行されます。有効期限が過ぎると、新規扱いで再度検査手数料が必要です。

再検査費用は?

再検査は15日以内に受けられなかった場合は、普通車1,800円、小型車は1,700円です。「限定自動車検査証」が有る場合は、普通車と小型車は1,600円の費用が必要です。

対策方法

販売店などに任せる場合は基本は安心

販売店などに任せる場合は点検した上で車検を行うので基本的に問題ありません。

もちろん、点検した時点で「ここを修理しないと車検が通りません・・・」などはありますが、修理箇所の確認から修理まで、車検を取得するための全てを行ってくれます!

 

問題は個人で車検に持ち込む「ユーザー車検」や「どうしても車検に通せない状態」です。

車検に通せない状態

フレームの腐食が激し過ぎて修復不能や、もしくは修理できなくはないけど必要箇所が多過ぎて「車を購入できるほど費用がかかる」、など。

 

どちらも共通して「その車に乗る選択肢が現実的ではない」ということです。

その点も含めて、販売店など車業者にお願いする場合は車検見積もりの時点で確認できます。

車検に持ち込んで「だめでした」となる可能性は非常に低いので安心して良いでしょう!

 

ただし、車を新たに購入することになると大きな出費が発生しますので、「今の車をいつまで乗るか、いつまで乗れそうか」を車検のタイミングごとに販売店スタッフと相談して考えておくと安心です。