AE86の後継機として蘇ったTOYOTA86。
手頃なスポーツカーとしてトヨタとスバルで共同開発された車種となります。
人気スポーツカーの特徴を紹介します!
「走り」と「いじり」を楽しめるように開発された
トヨタは80系スープラ以降、長らく続かなかったFRスポーツカーのラインアップを再び加えることを決意しました。
そのために「スバル」との協力を選び、スバルはこれを「BRZ」として展開しました。
この新しいモデルには、トヨタ独自の直噴技術を搭載した2リッターの自然吸気水平対向4気筒エンジンがフロントミッドに搭載されています。両ブランドとも、自動車愛好家の幅広い層にアピールする意向があり、特にトヨタは、ドライビングの喜びだけでなくカスタマイズの楽しさも提供することを狙いとしています。
基本スペック
基本性能
◯:標準装備 △:オプション装備 -:選択不可、またはディーラーオプション
型式 | DBA-ZN6 | 最小回転半径 | 5.4m |
---|---|---|---|
駆動方式 | FR | 全長×全幅×全高 | 4.24m×1.78m×1.3m |
ドア数 | 2 | ホイールベース | 2.57m |
ミッション | 6MT | 前トレッド/後トレッド | 1.52m/1.54m |
AI-SHIFT | – | 室内(全長×全幅×全高) | 1.62m×1.49m×1.06m |
4WS | – | 車両重量 | 1230kg |
シート列数 | 2 | 最大積載量 | -kg |
乗車定員 | 4名 | 車両総重量 | 1450kg |
ミッション位置 | フロア | 最低地上高 | 0.13m |
マニュアルモード | – | ||
標準色 |
スターリングシルバーメタリック、ダークグレーメタリック、クリスタルブラックシリカ、ライトニングレッド、オレンジメタリック、ギャラクシーブルーシリカ |
||
オプション色 |
サテンホワイトパール |
||
掲載コメント |
– |
エンジン
エンジン型式 | FA20 | 環境対策エンジン | H17年基準 ☆☆☆☆ |
---|---|---|---|
種類 | 水平対向4気筒DOHC | 使用燃料 | ハイオク |
過給器 | – | 燃料タンク容量 | 50リットル |
可変気筒装置 | – | 燃費(JC08モード) | 12.4km/L |
総排気量 | 1998cc | 燃費(WLTCモード) | – |
燃費基準達成 | – | ||
最高出力 | 200ps | 最大トルク/回転数 n・m(kg・m)/rpm |
205(20.9)/6600 |
FRスポーツカーらしい外観
ワイド。低重心。ロングノーズ。
「THE一般的にカッコイイスポーツカー」を体現したようなデザインです。
人気がこの車のかっこよさを裏付ける理由の1つです!
北海道でもFRにも関わらず86が大変人気です。
86前期は2012年に発売なのですでに10年前の車です。
この車、10年前の車に見えます?
と聞きたくなる普遍性すら感じられるデザインです!
人気も納得。
高出力・大トルクを誇る水平対向・D-4Sエンジン
水平対向エンジンでより重心も低くなる!
主要諸元表では200psの最高出力、205N.mの最大トルクとなっています。
2リッターの自然吸気であるNAにもかかわらず、このスペックが出せるのは高性能な水平対向エンジンならでは。
水平対向エンジン
水平対向エンジンは、偶数気筒を左右に水平に配置し、それによって対になるピストンが常に外側に向かって動く形式のエンジンです。
このエンジンの特徴には、エンジンの重心を低く保つことができる利点や、水平配置のピストンがお互いの振動を相殺し合うことによって、振動を最小限に抑えつつスムーズな回転が可能な点があります。
86においても、この水平対向エンジンが低重心にも貢献しています。
一方で、このエンジン形式には部品数が多く、排気のルーティングが複雑でコストがかかるというデメリットや、エンジンが平らで横幅が広くなるため、エンジンルームに一定の幅が必要となる点があります。
室内にエンジン音を響かせる!「サウンドクリエイター」
サウンドクリエーターはどういうものか?!
簡単に言うと、吸気管から分岐されその音を室内に響かせるというものです。
これがついていると、マフラーを交換せずにエンジン音を楽しめます。
普段の運転時には、サウンドクリエーターからの音はあまり大きく感じられません。
サウンドクリエーターが本領を発揮するのは、3,000回転を超えたあたりからです!
この回転数を越えると、車内に音が響き渡ります。特にこの音を聞きながら山道を駆け抜けると、非常に楽しい気分になりそう!
気持ち良い!直感的なハンドリング
トヨタ86の際立つ特徴は、本格的なスポーツカーの操縦性を追求したハンドリング能力です。
このモデルは、迅速なハンドリングを実現し、本格的なスポーツカーらしいドライビングを楽しむことが可能です。
そのため、車体の軽量化に対する厳格な注力が行われました。この軽量化の努力は、主に高張力鋼板の効果的な適用に焦点を当てています。高張力鋼板の最大限の利用により、車体の安全性と剛性を保ちつつ、車の軽量化を達成しました。
さらに、適切な重量バランスを実現するため、前後のタイヤを取り囲むフェンダーを薄く設計し、エンジンアンダーカバーやエンジンフードには軽量なアルミニウム素材を導入することで、軽量化への熱意を具現化しました。
燃費も悪くないぞ!
WLTCカタログ燃費
グレード | トランスミッション | 燃費 |
G | 6速MT | 12.8km/L |
G | 6-Speed SPDS | 12.0km/L |
GT | 6速MT | 12.8km/L |
GT | 6-Speed SPDS | 11.8km/L |
GT“Limited” | 6速MT | 12.8km/L |
GT“Limited” | 6-Speed SPDS | 11.8km/L |
GT“Limited・Black Package” | 6速MT | 12.8km/L |
GT“Limited・Black Package” | 6-Speed SPDS | 11.8km/L |
GR SPORT | 6速MT | 公式データなし |
GR SPORT | 6-Speed SPDS | 公式データなし |
GR | 6速MT | 公式データなし |
「スポーツカー」というワードだけで燃費が悪いような気がしてしまいますが、比較的年式が新しいこともあり、そんなこともない模様・・・。
踏み込む走りでは燃費は落ちるとは思いますが、市街地や高速では悪くないです!